寝台車とは?霊柩車との違い、手配時の注意点など
2026.01.28
大切な方が亡くなった際、最初に行わなければならないことの一つが「故人様の搬送」です。病院や施設で亡くなられた場合、まずはご自宅や斎場へとお運びする必要がありますが、その際に使用されるのが「寝台車」です。
「寝台車と霊柩車は何が違うの?」
「急いで手配しなければならないけれど、どうすればいい?」
このような疑問を持つ方のために、この記事では寝台車の特徴から、霊柩車との違い、そして手配時のポイントまで、お話ししていきます。福島県田村郡三春町周辺で万が一の際にお役立てください。
寝台車とは、主に病院や介護施設などの亡くなられた場所から、ご自宅や葬儀社の保管施設(斎場)まで、故人様を安全に搬送するための専用車両です。まずは、一般の車両とは異なる寝台車ならではの特徴を見ていきましょう。
寝台車と霊柩車は混同されがちですが、役割が明確に分かれています。
寝台車は、葬儀の準備が始まる前の「最初の移動」を担う、極めて重要な車両です。
寝台車は、故人様を運ぶだけでなく、ご家族などの付添人が同乗できるよう設計されています。車種にもよりますが、通常は運転手のほかに、助手席や後部座席に1〜2名程度が乗車可能です。
最期の別れを惜しみながら、故人様の傍でお供をすることができます。ただし、乗車人数には限りがあるため、親族が多い場合は別途タクシーや自家用車を用意する必要があります。
病院からの搬送では、故人様をストレッチャーに乗せた状態で移動します。寝台車の内部には、ストレッチャーをスムーズに運び入れ、走行中に動かないようしっかりと固定するためのレールやストッパーが装備されています。
また、この段階ではまだ「お棺」に納まっていない(お体のみの)状態であることが多いため、お体を傷めず、かつ外部から見えないよう配慮された特別な内装になっています。
遺体を運搬する行為は、法律上「一般貨物自動車運送事業(霊柩)」に該当し、営業許可が必要です。そのため、正規の寝台車は必ず「緑ナンバー(事業用ナンバー)」を取得しています。
これは、国の厳しい基準をクリアし、安全な運行管理を行っている証でもあります。万が一の事故の際の補償なども考慮し、必ず緑ナンバーを付けた業者が手配されます。
「どちらも故人様を運ぶ車なら、同じでいいのでは?」と思われるかもしれませんが、見た目や目的に大きな違いがあります。
| 項目 | 寝台車 | 霊柩車 |
| 主な用途 | 病院から自宅・斎場への搬送 | 葬儀場から火葬場への移動 |
| タイミング | 臨終直後(葬儀前) | 告別式終了後(出棺時) |
| 車両の見た目 | 一般のミニバンやワゴンに近い | 宮型(装飾付)や洋型(高級車) |
| お体の状態 | 布団(シーツ)に包まれた状態 | お棺に納まった状態 |
最近では、周囲に配慮して「葬儀の車」だと分かりにくい外観の寝台車が主流となっています。住宅街でも目立たずにお帰りいただけるよう配慮されています。
病院で亡くなられた場合、看護師さんから「早めに葬儀社を呼んでください」と促されることが一般的です。その際の手順は以下の通りです。
法律上、ご家族が自家用車で搬送すること自体は禁止されていません。しかし、ご遺体の安置には専門的な知識(ドライアイスの処置や姿勢の固定など)が必要であり、精神的な動揺もある中で運転するのは大変危険です。安全面・衛生面から、専門の寝台車を利用することを強く推奨します。
可能です。ただし、長距離搬送は高額になるケースがあるため、事前に見積もりを取ることが大切です。
寝台車は、故人様が「お家に帰る」ための、あるいは「最後の旅立ちを準備する場所へ向かう」ための、大切な一歩を支える車です。単なる移動手段ではなく、ご遺族が故人様と向き合う最初の静かな時間を提供する空間でもあります。
寝台車の特徴を理解しておくことで、いざという時に慌てず、故人様にとって最もふさわしいお見送りの第一歩を踏み出せるはずです。
『株式会社 菊川屋』は、福島県田村郡三春町で唯一の葬儀場として、24時間365日いつでも寝台車の手配・搬送に対応しております。三春町および近隣エリアの病院・施設へ迅速にお迎えに上がり、大切な故人様をご自宅や当社の安置施設まで丁寧にお運びいたします。
「費用がどのくらいかかるか知りたい」といったお問い合わせも、真摯に承ります。地域の皆様の不安に寄り添い、真心を込めてサポートいたしますので、どうぞ安心してお電話ください。