数珠にある部位の名称とは
2025.04.27
法要や葬儀で使用する数珠は、部位によって名称が異なります。
数珠は持っているものの、詳しい名称についてはご存じない方も多いでしょう。
今回は、数珠にある部位の名称について紹介します。
▼数珠の各部位の名称
数珠には略式数珠と本式数珠の2種類がありますが、一般的に使用されているのは略式数珠です。
宗派が限定されず、どなたでも使用できる数珠のため、広く用いられています。
一般的に使用されている、略式数珠にある部位の名称を見ていきましょう。
■親玉
数珠の中で、最も大きい玉を親玉といいます。
阿弥陀仏如来もしくは、釈迦如来を表現しているといわれている玉です。
■主玉
数珠は一般的に108個の玉から作られており、まとめて主玉といいます。
108は煩悩の数を表しており、功徳でそれらを乗り越えていくという意味が込められています。
■天玉
主玉よりも小さな玉で、一般的な略式数珠では2つ使われています。
四天王や、四菩薩を表している玉です。
■ボサ玉
親玉と房をつなぐための役割を持ち、略式数珠のみに使われているのが特徴です。
仏様を意味していると言われており、菩薩が由来となり「ボサ玉」と呼ばれています。
■房
数珠の先に付いている、飾りのようなものが房です。
松房や頭付房・梵天房など、さまざまな種類があります。
▼まとめ
一般的に使われる数珠にある部位には、親玉・親玉・天玉・ボサ玉・房などの名称があります。
宗派によって各部位の種類に決まりがある場合もあるので、葬儀に参列する際は気をつけましょう。
葬儀に関するご相談やご依頼は、福島の『株式会社 菊川屋』へご連絡ください。
旅立ちの日にふさわしい葬儀をお手伝いするため、小さな疑問や不安に対して真心こめて寄り添います。