【保存版】キリスト教葬儀に参列する際のマナーと心得
2025.12.27
菊川屋です。
三春町をはじめ福島県内では仏式のご葬儀が一般的ですが、近年ではキリスト教式のお見送りをお手伝いする機会も増えてまいりました。
「お香典ではなく何を持っていけばいいの?」「お悔やみの言葉は使ってもいいの?」といった、慣れないマナーへの不安を抱える方も多いのではないでしょうか。仏式や神道が主流の地域だからこそ、キリスト教式の作法を知っておくことは、故人様とご遺族への大切な思いやりになります。
今回は、プロの視点からキリスト教葬儀の参列マナーを詳しく解説します。
まず知っておきたいのは、キリスト教では死を「不幸な出来事」ではなく、「神の御許(みもと)へ帰り、永遠の安らぎを得る喜ばしいこと」と捉える点です。
そのため、仏式でよく使われる「ご冥福をお祈りします」や「お悔やみ申し上げます」といった言葉は、実はキリスト教の教義には馴染みません。この死生観の違いを理解しておくだけで、振る舞いに迷いがなくなります。
前述の通り、キリスト教では死を悼むよりも、故人様の生涯を感謝し、天国への旅立ちを祝う側面があります。
もし言葉に詰まってしまったら、無理にキリスト教的な表現を使おうとせず、「お別れに伺いました」と短く、心を込めてお伝えするだけでも十分失礼にはあたりません。
キリスト教には「お香典」という概念がありません。代わりに「御花料」を包みます。
デザイン:水引のない白無地の封筒、または「百合の花」や「十字架」が描かれたものを選びます。三春町近隣の文具店やホームセンターでも購入可能なところもあるようです。
表書き: 「御花料」とするのが一般的ですが、教派によって以下の書き分けも可能です。
カトリック:御花料、御ミサ料、献花料
プロテスタント:御花料、忌慰料(きいりょう)、献花料
福島県内では仏式の黒白や銀の水引が一般的ですが、キリスト教式でそれらを使うのは避けましょう。蓮の花が描かれた封筒は仏式専用ですので、特に注意が必要です。
基本的には仏式のブラックフォーマル(喪服)で問題ありませんが、細かな注意点があります。
男性: 黒のスーツ、白シャツ、黒ネクタイ、黒の靴。
女性: 黒のワンピースやアンサンブル。露出は控え、ストッキングも黒を着用します。
※カトリックの場合: 遺族に近い立場の方は、黒のベールや帽子を着用されることがありますが、一般の参列者は通常の喪服で大丈夫です。
※アクセサリー: 結婚指輪以外は外すか、パールのネックレス程度に留めます。
※数珠は不要: 数珠は仏具ですので、キリスト教の葬儀には持参しません。
仏式の「お焼香」に代わる儀式が、お花を供える「献花」です。
1. 自分の番が来たら、係員から花を受け取ります(花が右側、茎が左側にくるように両手で持ちます)。
2. 遺影の前へ進み、一礼します。
3. 時計回りに90度回し、茎を祭壇(故人様側)に向けて捧げます。
4. 黙祷を捧げるか、深く一礼をして、ご遺族に一礼してから席に戻ります。

聖歌や讃美歌が歌われる際は、歌詞カードが配られることが多いので、可能であれば周囲に合わせて一緒に口ずさむか、静かに耳を傾けましょう。
三春町周辺では、教会で行う場合もあれば、当社のホールをご利用いただく場合もございます。
キリスト教式では、ご葬儀の後に「会食(直会)」ではなく、茶菓子を囲んで故人を偲ぶ「茶話会」のような形式をとることもあります。地域特有の風習がある場合でも、キリスト教式では簡略化されることが多いため、事前に主催者側や葬儀社へ確認しておくと安心です。
キリスト教の葬儀は、静かで、音楽に包まれた温かい雰囲気のものが多いのが特徴です。作法に多少の違いはあっても、最も大切なのは「故人様を慕う気持ち」です。
菊川屋では、三春町における仏式・神式はもちろん、キリスト教式のお見送りについても経験がございます。「教会での手続きはどうすればいい?」「自宅に祭壇は作れる?」といった疑問にも、地域の事情を踏まえてお答えいたします。
「こんな時どうすればいい?」という小さなお悩みでも、いつでも菊川屋へご相談ください。