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【保存版】お布施のマナー|お金の入れ方・包み方・渡し方まで解説

2026.01.09

菊川屋です。 ご葬儀や法要の際、ご遺族様から多くご質問いただくのが「お布施」に関することです。

「お香典と違って、新札でもいいの?」
「封筒の書き方は薄墨?それとも黒墨?」
「袱紗(ふくさ)の包み順がわからない……」

お布施は、読経や戒名に対する対価ではなく、仏様への「感謝の気持ち(お供え)」を表すものです。だからこそ、正しいマナーで敬意を表したいものですね。

この記事では、お金の準備から、表書き、袱紗での包み方、そして当日の渡し方まで、「これさえ読めば安心」と言える内容を網羅しました。三春町の地域事情も踏まえて解説します。

【準備編】お札の種類と入れ方

まず迷うのが「中身」の準備です。お香典(不祝儀)とは逆のマナーも存在するため注意が必要です。

新札でも旧札でも構いません。

お香典では「不幸を予期していなかった」という意味で古いお札を使いますが、お布施の場合はどちらでも構いません

お布施には、僧侶に対する敬意と感謝が込められています。

そのため綺麗なお札でも問題ないのです。

封筒(奉書紙)への入れ方・向き

お布施を包む袋は、本来は「奉書紙(ほうしょがみ)」という和紙で包むのが最も丁寧ですが、
現在は市販の「白無地の封筒」を使うことも一般的です。

菊川屋でご葬儀を執り行う際は、弊社にて当家様用の布施袋をご用意してお渡ししております。
また、法事用などに封筒型のお布施袋の販売も行っておりますので、準備に不安がある場合はお気軽にお声がけください。

  • お札の向き: 封筒の「表(書き)」側にお札の「肖像画(顔)」が来るように入れます。
    また、封筒の口に近い(上)側に、肖像画が来るように揃えます。

    覚え方: 封筒から出した時、すぐに肖像画が見える向きです。

  • 奉書紙で包む場合: 和紙には裏表があります。「つるつるした面」が表、「ざらざらした面」が裏です。
    包んだ時に、つるつるした面が外側に来るようにします。

【表書き編】書き方とインクの濃さ

「薄墨」を使うべきか迷われる方が多いですが、ここもお香典とは異なります。

  • 墨の濃さ: 「濃い黒墨」を使用します。 薄墨は「悲しみの涙で墨が薄まった」という意味でお香典に使いますが、お布施は僧侶への御礼ですので、はっきりと黒で書きます。

  • 表書きの言葉:

    •  仏式: 「お布施」「御布施」「御礼」「読経料」など

    •  神式: 「御祭祀料」「御礼」「御神饌料」など

    •  キリスト教式: 「献金」「御礼」など
      ※下段には「〇〇家」または「喪主のフルネーム」を記載します。

  • 裏面の記載: 住所、氏名、電話番号、そして金額を記載すると親切です。
    「修行の一環だから金額は書かない」という考え方もありますが、
    近年はお寺様も会計処理や管理が必要なため、記載しておいた方が丁寧であり、トラブル防止にもなるということもあります。
    金額は「金 参萬圓 也」のように大字(旧字体)を使うのが正式ですが、普通の漢数字でも失礼にはあたりません。
    ここは葬儀社に事前に相談しておくのが良いでしょう。

【包み方編】袱紗(ふくさ)のマナー

お布施を裸で持ち歩くのは避け、「袱紗(ふくさ)」に包んで持参します。

色の選び方

お布施は「弔事(不祝儀)」扱いとなるため、紺・深緑・グレー・紫などの「寒色系・シックな色」を選びます。
赤やピンクなどの暖色系はお祝い事(慶事)用ですので避けましょう。
「紫」は慶弔どちらでも使えるため、一枚持っておくと便利です。

袱紗の包み順(左開き)

風呂敷タイプの袱紗を使う場合、包む順番(畳む順番)が決まっています。

  1. 袱紗をひし形に広げ、中央より少し右に封筒を置く。

  2. の角を内側へ折る。

  3. の角を内側へ折る。

  4. の角を内側へ折る。

  5. 最後にの角を折り込み、余った部分を裏へ折り返す。

ポイント: 最後に「左側」が一番上に来るようにします(左開き)。
これは弔事の包み方です(慶事は右開き)。

【当日編】渡すタイミングと口上

いよいよお渡しする場面です。タイミングを逸しないよう、基本の流れを押さえておきましょう。

いつ渡すのがベスト?

  • 葬儀・告別式: 式が始まる前の挨拶時、または式終了後の控室にて。
    ※式前は慌ただしいため、式後に一息つかれたタイミングでお渡しすることも多いです。

  • 法事・法要: 法要が始まる前の挨拶時が一般的です。
    ※大きな法要で受付がある場合は、受付でお渡しすることもあります。

  • 僧侶が複数の場合: 最も地位の高い僧侶(導師)にお渡しします。

お渡しの作法と口上(挨拶)

絶対に避けるべきなのは「手渡し」です。
「切手盆(小さなお盆)」に乗せるか、包んできた「袱紗」を広げ、その上に乗せて差し出します。

  1. 置く向き: 僧侶から見て、封筒の文字が読める向き(自分とは逆向き)にして差し出します。

  2. 添える言葉: 無言で渡さず、感謝の言葉を添えましょう。

    「本日は、心のこもったお勤めをいただき、ありがとうございました。
    些少(さしょう)ではございますが、どうぞお納めください。」

5. 複数ある場合の「封筒の重ね順」

「お布施」の他に、「お車代」や「御膳料」をお渡しする場合の重ね方です。

【上から順に】

  1. お布施(一番重要なお供え)

  2. 戒名料(お布施と分ける場合)

  3. お車代(交通費として)

  4. 御膳料(会食を辞退された場合)

三春町周辺では、お寺様がご自身で運転して来られることが多いため「お車代」を用意するのが通例です。
また、会食(お斎)を用意しない、あるいは僧侶が参加されない場合は「御膳料」を包みます。

まとめ:大切なのは「感謝の心」を形にすること

▼お布施マナーの5つの要点

  1. お札は新札でも旧札でも大丈夫です。肖像画が表・上に来るように入れる。

  2. 表書きは「黒墨」ではっきりと書く。

  3. 袱紗は「寒色系」を使い、「左開き」に包む。

  4. 渡す時は「切手盆か袱紗」に乗せ、文字を相手に向ける。

  5. 「お布施→お車代→御膳料」の順に重ねる。

ルールが多く感じるかもしれませんが、すべては「故人を大切に供養してくださるお寺様への敬意」から生まれた作法です。
もし手順を間違えてしまっても、丁寧な振る舞いと感謝の言葉があれば、気持ちは必ず伝わります。

菊川屋は、三春町で唯一の葬儀社として、地域の慣習に合わせた細やかなサポートを行っております。

お布施の金額は、各家とお寺様との関係(檀家・信徒など)によって異なるため一概には申し上げられませんが、
「法要ごとの違い」や「準備の進め方」などについてのアドバイスは可能です。
少しでも不安な点などの「お悩み」がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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